2008年7月1日火曜日

JALもANAも

原油や穀物価格の高騰が続き、食品や日用品を中心に7月以後も商品・サービスの値上げが相次ぐ。

生活必需品の価格上昇は家計にとって大きな負担となる。
消費者心理がさらに冷え込めば、景気全体への悪影響も懸念される。

 値上げは原油のほか大豆や小麦、トウモロコシなどの高値が続いているため。

日清オイリオグループは今月、今年に入って4回目の食用油値上げに踏み切る。
味の素は、食用油を使うマヨネーズを値上げ。
サントリーは麦芽やトウモロコシの高騰で、ウイスキー、ブランデーを25年ぶりに値上げする。
東洋水産の生めん値上げは、小麦価格の高騰が原因だ。

穀物価格の高騰は飼料価格の値上げにつながり、食肉や乳製品のさらなる値上げにつながる可能性もある。

 原油高で、日本航空(JAL)と全日本空輸(ANA)は国際線で燃料価格上昇分を通常運賃に上乗せする特別付加運賃(サーチャージ)を1日から値上げ。

石油元売り各社もガソリンの卸売価格を引き上げ、レギュラーガソリンの全国平均価格は180円を突破する可能性が高い。


      ◆7月以降、値上げされる主な商品、サービス◆

 商品・サービス     企 業          値上げ幅     時期

食用油        日清オイリオグループ    平均10%     7月

菓 子        不二家(ミルキーなど6品) 平均14.3%   7月

加工食品       伊藤ハム(ピザなど)    平均17%     7月

マヨネーズ      味の素(6品目)      6~14%     7月

ちくわなど練り製品  紀文食品          平均15%     7月

チーズ・マーガリン  雪印乳業          5~33%     8月

ブランド卵      JA全農たまご      1パック30円    8月

生めん        東洋水産          4~7%     9月

ウイスキー・ブランデー サントリー      2・3~13.3%   9月

肥料         JA全農(主要12品目)  平均60%     7月

飼料         JA全農(1トン当たり)   1500円      7月

ガソリン       新日本石油(1リットル当たり卸価格) 8円40銭   7月

電気料金       東京電力(標準家庭月額)  137円     7月

ガス料金       東京ガス(  同   )  166円     7月

国際線航空運賃    JAL、ANA      片道最大8000円 7月